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研究について
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◆物理学単位で取り組んでいる研究について紹介します◆
(1) |
雨粒が雲の中で成長したり、ガスから惑星が形成されるような過程では、粒子やその塊が衝突することで
凝集し、大きな塊になったり、逆に分裂することで小さな塊を形成したり、を繰り返して変化していく。こうした
凝集・分解過程の結果生じる分布について、解析計算とシミュレーションを併用した理論研究を行っている。
【山本洋】
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(2) |
光と電波の中間の周波数となる、100GHzから10THz付近のテラヘルツ帯の電磁波を用いた、
物質の特性の計測やイメージングによる測定技術の研究を進め、新しい医療診断技術などへの適用を目指している。
【山本洋】
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(3) |
OCTを基礎としたイメージング処理の手法の研究を行い、被撮像物の形状解析などが容易にできるようなUI開発を行っている。
【廣岡秀明】
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(4) |
高校物理の未履修者や苦手意識をもつ学生を対象に、動機づけの手法として、ゲーミフィケーションを応用した学習環境の開発や、
バーチャルキャラクターを用いた学習教材の作成などを行っている。
【廣岡秀明】
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(5) |
断層像と同時に生体組織の弾性率といった力学的な特性を抽出するOCTエラストグラフィーの研究開発を行い、その応用を目指している。
【崔東学】
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(6) |
流体内の粒子等がブラウン運動することで生じる画像の差異を利用して、
毛細血管や涙小管などを撮像するダイナミックOCTの研究開発を行い、
その応用を目指している。
【崔東学】
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(7) |
持続可能な医療体制の実現を目的として、患者と医療従事者に優しい多機能型の眼科診断用光干渉断層撮影システムを研究開発している。
【古川裕之】
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(8) |
光干渉断層撮像法(Optical Coherence Tomography)を基にした流体造影法(dynamic OCT)や流速測定法(Doppler OCT)
を用いた研究を行っている。OCTを利用することで、生体内の血液や涙液の様子などを非侵襲的に短時間で測定することが可能となる。
【吉村玲子】
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(9) |
デジタル光位相共役について研究しており、
時間反転波とよばれる位相共役波をCCDカメラと液晶空間光変調器を利用して、デジタルに発生させる取り組みを行っている。
これは、従来の非線形光学媒質を用いる発生方法に比べ、高い増幅率かつ任意の波長を選択でき、
位置や距離情報の同時取得などが可能となる。さらに、
大気の屈折率揺らぎなどによる波面の乱れをリアルタイムで自動補正することができるため、
大気中での無線光伝送に向いているという特徴がある。
【川上言美】
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(10) |
物理理論の数理構造に興味があり、特に超弦理論におけるT双対性、およびU双対性と呼ばれる性質に注目して研究を行っている。
T双対性とは、簡単には弦と呼ばれる1次元的物体の運動量と巻き付き数を交換しても、
予言できる物理が変わらないという性質のことで、この性質の面白いところは、運動量と巻き付き数の役割を交換すると、
マクロな時空とミクロな時空の役割も交換するところにある。このT双対性の構造そのものや、
T双対性を使ってミクロな時空の物理を明らかにすることを目指している。
【塩沢健太】
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